キム ヨンガク
KIM Young Gak
金 榮愨 所属 専修大学 経済学部 専修大学大学院 経済学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/09 |
形態種別 | 未選択 |
標題 | Micro-Evidence for the Dynamics of Industrial Evolution: The Case of the Manufacturing Industry in Japan and Korea Chapter 3.「Plant Turnover and TFP Dynamics in Japanese Manufacturing」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Nova Science Publishers |
巻・号・頁 | 23-59頁 |
総ページ数 | 37 |
著者・共著者 | Kyoji Fukao and Hyeog Ug Kwon |
概要 | 日本の「失われた10年」に関する多数の研究は、生産性成長の減速を重要な原因の一つとして挙げている。しかし、なぜ生産性成長の減速が起きたのかに関する研究は極めて少ない。本研究では、工業統計表個票データを用いて1980年代と1990年代の産業および製造業全体の全要素生産性のダイナミクスを要因分解によって分析している。分析の結果、日本の製造業では、生産性の低い企業・事業所から生産性の高い企業・事業所への生産性要素の再配分(経済の新陳代謝)機能が非常に低いことが分かった。第二に、この低い新陳代謝機能は1990年代特有のものではなく、1980年代からの現象であって、1990年代の生産性成長の低迷は主に存続事業所の生産性成長の低迷によるものであることが分かった。日本の「失われた10年」の生産性成長の低迷の主因が存続企業・事業所の生産性成長の低迷にあることを示した論文は本論が初めてである。 |
ISBN | 978-1-60456-388-7 |