エノキ トオル
ENOKI Toru
榎 透 所属 専修大学 法学部 専修大学大学院 法学研究科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/10/15 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「国家による自由」の特質と問題点──差別表現規制に関する議論を手掛かりに── |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 憲法理論研究会編『"危機の時代"と憲法』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 敬文堂 |
巻・号・頁 | 65-78頁 |
総ページ数 | 14 |
概要 | 本稿は、私人間の人権問題における国家の積極的役割のあり方について考察した論稿である。差別表現規制に関する議論を整理すると、「国家からの自由」と立法による解決を目指す「国家による自由」とでは、「国家」「憲法」「自由」の果たす役割に差異のあることが分かる。本稿はこの差異の検討を通して、「国家による自由」が近代立憲主義を崩す危険を伴い、これを軸とした体系的な人権論の構築には問題があることを明らかにした。 |