イナガキ ユウイチ
INAGAKI Yuichi
稲垣 悠一 所属 専修大学専門職大学院 法務研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/01 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 欠陥製品に関する刑事過失責任と不作為犯論 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 専修大学出版局 |
概要 | 博士論文 刑法上の製造物責任などで問題とされる不作為態様の過失は、通常、「過失的不真正不作為犯」として把握され、不真正不作為犯論の現代的な展開の場面として理解されている。ここには、故意不作為犯論と過失犯論との理論的混合が見られる。本論文においては、ドイツにおける製造物責任をめぐる判例・学説を比較法的に検討した上で、このような不作為犯論と過失犯論との理論的混合を排除し、不真正不作為犯の対象領域を純化するために、不作為態様の過失を純然たる過失犯として理論展開するという視点を提示した。なお、専修法研論集第44~46号及び専修総合科学研究第18号掲載論文(学術論文目録参照)は、本論文の基になっている。 |