ミウラ ユリエ   MIURA Yurie
  三浦 友里恵
   所属   専修大学  商学部
   職種   講師
研究期間 2022/08~2025/03
研究課題 M&Aにおける人事部門の役割の境界条件, および人事部門が従業員に及ぼす影響の探索
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 研究活動スタート支援
研究機関 松本大学, 専修大学
代表分担区分 研究代表者
研究者・共同研究者 三浦 友里恵
概要 本研究は、M&Aにおいて重要な役割を果たすことが示唆されている人事部門に注目し、買収側だけでなく被買収側の人事部門がM&Aに貢献し得る条件を解明することが目的である。主な研究テーマは2つあり、1つ目は「買収側と被買収側の人事部門が担う役割の境界条件の探索」である。2つ目は「M&A前後の人事管理や人事部門の役割の変化が従業員の態度・行動に及ぼす影響の検討」である。 1つ目の研究テーマでは、複数のM&A事例を対象としたインタビュー調査に基づき、比較研究を行なうことを想定している。現在は、調査対象候補となる企業のM&Aについて公開されている情報や本研究費内定前に実施したインタビュー内容の整理を行なっている段階である。対象企業では短期間に多数のM&Aを実施しているため、どの事例を対象とすることが本研究においてより妥当であるか検討を進めている。研究計画と照らし合わせると、当初は2022年度中にインタビュー調査を実施する予定であったがまだ実施に至っていないため、大幅に遅れている状況である。 2つ目の研究テーマでは、M&A経験者を対象としたウェブ調査を行ない、M&A前後の人事管理や人事部門の役割、そのアウトカムとしての個人の態度・行動を調査する想定である。1つ目の研究テーマの遅延に伴い、2つ目のテーマは未着手の状況であるため、同様に大幅に遅れている状況である。 今後は、2023年度上期に引き続き対象事例の検討や文献調査を進め、対象企業と調整の上、下期のなるべく早い時期にインタビュー調査を実施する想定である。対象企業との調整次第でインタビュー実施時期がさらに遅延する可能性がある場合には、インタビュー実施後に着手する予定であったウェブ調査の設計を進め、インタビュー調査とウェブ調査を並行して推進することも視野に入れている。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K20173