クロダ トモヤ   KURODA Tomoya
  黒田 友哉
   所属   専修大学  法学部
   専修大学大学院  法学研究科
   職種   准教授
研究期間 2018/04/01~2022/03/31
研究課題 エネルギー革命の進展と欧州統合の深化と拡大
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 南山大学
研究者・共同研究者 中屋 宏隆,黒田 友哉,奥 和義,河崎 信樹
概要 本研究は、1950年代後半から1970年代にかけて進展したエネルギー革命と欧州統合の深化と拡大の関連についての実証分析を目指すものである。具体的には当該時期を、①石炭危機の発生とエネルギー革命の静かなる進展(1958-65年)、②エネルギー革命の加速と石油危機の発生(1966-75年)の2期間に区分し、研究年度三年目は、これまでの二年間の研究を整理し、再検討を加える時期としていた。 以下は、2020年度における本研究グループの構成メンバーそれぞれの研究実績である。 研究代表者の中屋は、3回の研究会報告に加えて、西ドイツのエネルギー政策と電力業に関する論考を発表した。また、オンラインでの研究会が容易になったことを受けて、国際資源問題研究会を通常の倍の4回開催し、これまでの研究成果の整理・検討に努めた。研究分担者の黒田は、フランスのエネルギー政策に関する二次文献の追加的収集を行った。また国際シンポジウムでの口頭発表という形で研究成果を出した。加えてエネルギー問題に通暁しているイタリア人研究者を囲んだワークショップを主催し、アウトリーチ的活動を行うとともに、今後の研究の方向性を確認するに至った。研究分担者の奥は、2019年に収集した資料の整理・分析を続けた。それらの分析をもとに、2021年秋の論文刊行を目指し、原稿を準備中である。研究分担者の河崎は、2019年度にアメリカとドイツの公文書館において収集した資料の分析を進めた。特にアメリカとヨーロッパ統合との関係について集中的に考察を加えた。現在、研究成果のとりまとめに着手している。 以上、グループ研究としてそれぞれの担当に重点を置きながら、当初の計画通り研究を進めた。しかし、9月に開催が予定されていた世界経営史会議(World Congress of Business History, 以下WCBHと略)が一年後に延期されたため、本研究も一年間の延長を申請することとした。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K01737