ヒガキ タツヤ
HIGAKI Tatsuya
檜垣 立哉 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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研究期間 | 2014/04/01~2020/03/31 |
研究課題 | ドゥルーズ研究の国際化拠点の形成 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
研究機関 | 大阪大学 |
研究者・共同研究者 | 檜垣 立哉,上野 修,小泉 義之,合田 正人,國分 功一郎,千葉 雅也,近藤 和敬 |
概要 | 今年度はまず、本研究の本義であるドゥルーズ=ガタリ研究の国際的展開を企てるために、フィリピンでおこなわれたアジア・ドゥルーズ=ガタリ学会、およびブラジルのサンパウロでおこなわれた国際学会に院生を、当該科研およびそのほかの経費で派遣し、研究発表英語をおこなった。また一連の研究の進展のなかで、来年度のドゥルーズ=ガタリ学会に、研究分担者の國分功一郎がオーガナイザーとなり東京大学駒場での開催が決まったことは成果の一端であるといえる。本科研費は四年前の同アジア大会が大阪大学で開かれる際のキーノートスピーカー招聘をひとつの軸として申請されたという経緯がある。アジア大会はその後インド、韓国、シンガポール、フィリピンをめぐり日本では二回目の開催となる。こうしたかたちでの、研究の地道な継続性は、人文学の基礎研究にとって大きな意味をもつとおもう。 また科研費そのほかにおいて四月に、一連の研究のフランス側のパートナーになってくれているアンヌ・ソヴァニャルグ(パリナンテール大学)とグレゴリー・フラックスマン(ノースカロライナ大学)を招聘し、大阪大学でセミナーを二度開催してもらった。 まだ、今年度においては最終年度(事情があり一部基金はもちこした)であるということで、この科研費のメンバーが中心になり、また、科研費で開催されたセミナーなどで発表してもらった若手・中堅研究者にも声をかえて科研費研究の総括ともいうべき書籍『ドゥルーズの21世紀』(檜垣立哉・小泉義之・合田正人編)河出書房新社(503ページ 筆者18人)を刊行することができた。これにより、この間の本科研費の目的である国際拠点形成の具体的な交流やその内容を一般にも公開するとともに、同時に若手研究者やPDなど周辺的にかかわってくれた方々にも、その成果を公開することが可能になった。この点は最終年のまとめとして強調しておきたい。 |
PermalinkURL | https://researchmap.jp/read0090797/presentations/31949406 |