ツルタ トシロウ
鶴田 利郎 所属 専修大学 ネットワーク情報学部 職種 准教授 |
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研究期間 | 2020/04~2022/03 |
研究課題 | 中学校・高等学校において体系的に実施可能なゲーム障害予防のためのカリキュラム開発 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 若手研究 |
研究機関 | 国際医療福祉大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
研究者・共同研究者 | 鶴田 利郎 |
概要 | 近年,中学生・高校生の間でゲームやインターネットへの依存が深刻な社会問題となっている。そして,中学生・高校生への予防教育の必要性が広く指摘されているが,明確な教育方法は確立されていない。 そこで本研究は,中学生・高校生へのゲーム障害およびインターネット依存を予防するための効果的な教育方法,カリキュラムを検討し,教育実践を行う。その実践の成果と課題の分析を通して,中学校・高等学校において体系的に実施することができるゲーム障害・インターネット依存の予防教育のためのカリキュラムを開発し,提案することを目的とする。 当該年度は,メディア・リテラシーと情報活用能力の育成も意識した予防教育の実践,中学校・高等学校において体系的に実施可能な予防教育の実践について,それぞれ学習情報研究誌に発表した。 前者の実践では,このような予防教育を行う中で,メディア・リテラシーと情報活用能力の育成を意識した授業を行うことが可能であること,後者の実践では中学校,高等学校を接続させた体系的な予防教育を行うことが可能であることが示唆された。 いずれの実践においても,予防教育の実践を通した依存傾向やインターネット・ゲーム利用に関わる行動変容に改善が見られた生徒がいた一方,改善があまり見られなかった生徒も確認された。そのため,カリキュラムや教育方法に更なる改善を加え,より精度を高めた実践を行っていくことを次年度の課題としたい。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K14091 |