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カリヤ ヨシヒコ
KARIYA Yoshihiko
苅谷 愛彦 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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| 研究期間 | 2005/04/01~2009/03/31 |
| 研究課題 | 高地環境における家畜と近縁野生種の生態と遺伝学的関係に関する学際的研究 |
| 実施形態 | 科学研究費補助金 |
| 研究種目名 | 基盤研究(B) |
| 研究機関 | 愛知県立大学 |
| 科研費研究課題番号 | 17401038 |
| キーワード | 文化人類学 / 遺伝学 / 環境 / アンデス / 家畜種 / 野生種 / 牧畜 / 狩猟 / リャマ / アルパカ / ビクーニャ / 遺伝子 / 家畜化 / ラクダ科動物 / ドメスティケーション / 家畜 / 野生動物 / 遺伝 / 中央アンデス / チャンカイ / mtDNA / ペルー / ブータン / ネパール / グアナコ / ミタン |
| 代表分担区分 | 研究分担者 |
| 研究者・共同研究者 | 山本紀夫・川本 芳・大山修一・苅谷愛彦・杉山三郎・鵜澤和宏 |
| 代表者 | 稲村哲也 |
| 概要 | 研究代表者らはこれまで中央アンデス、ネパール・ヒマラヤ山岳地域などで共同研究を重ね、高地環境における牧畜文化の研究を蓄積してきた。アンデス高地の研究から、リャマ・アルパカ牧畜の特徴として、(1)定住的であること、(2)乳を利用しないこと、(3)農耕との結びつきが強いこと、などを明らかになった。これらの特徴は相互に関係し、低緯度の高地に位置する中央アンデスの自然環境、生態学的条件と関係している。そして、アンデスには2種類のラクダ科野生動物ビクーニャとグアナコも生息している。アンデスの家畜種アルパカと野生種ビクーニャの遺伝的近縁性が解明されたことから、その両種の生態を把握することの学術的意義が明確になり、他の地域では困難な「家畜と近縁野生種の同一地域における共時的・通時的研究」がアンデスでは可能となった。そこで、本研究では、ラクダ科動物の家畜種と野生種に関する遺伝学的な分析をさらに精緻化すると共に、それらの生態、牧畜システムの実態をさらに検証し、また、より精度の高い自然環境に関するデータを踏まえて、野生種と家畜種、狩猟と牧畜、動物と農耕などの相互関係、ドメスティケーション等に関わる研究を推進し、新たな知見を得た。また、今後のドメスティケーション、牧畜成立過程、古代文明形成プロセスなどに関する新たな研究への基礎を構築することができた。 |