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カリヤ ヨシヒコ
KARIYA Yoshihiko
苅谷 愛彦 所属 専修大学 文学部 専修大学大学院 文学研究科 職種 教授 |
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| 研究期間 | 2009/04/01~2012/03/31 |
| 研究課題 | 日本アルプスの高山帯における解氷期・間氷期の地すべりが景観発達に与えた影響の解明 |
| 実施形態 | 科学研究費補助金 |
| 研究種目名 | 基盤研究(C) |
| 研究機関 | 専修大学 |
| 科研費研究課題番号 | 2150100 |
| キーワード | 地すべり / 氷河 / 周氷河 / 氷期 / 後氷期 / 山岳 / 地形 / 第四紀 / 高山帯 / マスムーブメント / テフラ / GIS / 氷河地形 |
| 代表分担区分 | 研究代表者 |
| 研究者・共同研究者 | 高岡貞夫 |
| 代表者 | 苅谷愛彦 |
| 連携研究者 | 佐藤 剛 |
| 概要 | 日本アルプスの高山帯における景観(地形・植生)成立過程に対して,従来その影響が十分検討されてこなかった地すべり地形・現象に着目し,地形学・第四紀学及び植物生態学・古生態学の視点で考察した.北アルプス白馬岳や烏帽子岳,朝日岳,蝶ヶ岳では巨大な地すべりコンプレックス(複合体)や重力変形地形が高山植生の配列を決めていることが明らかとなった.北アルプス水晶岳では完新世初頭に巨大地すべりが発生し,湿原やパッチ状針葉樹林の形成に影響を及ぼしてきたことが推定された.またGISを援用した統計解析により,北アルプスの高山湖沼の成立に地すべりが密接に関連していることも明らかとなった. |