カリヤ ヨシヒコ   KARIYA Yoshihiko
  苅谷 愛彦
   所属   専修大学  文学部
   専修大学大学院  文学研究科
   職種   教授
研究期間 2012/04/01~2016/03/31
研究課題 中部山岳における第四紀地形・地質学の再構築:最終氷期以降の大規模地すべりを中心に
実施形態 科学研究費補助金
研究種目名 基盤研究(B)
研究機関 専修大学
科研費研究課題番号 2430032
キーワード 地すべり / 日本アルプス / 深層崩壊 / 第四紀 / 気候変動 / 地理情報システム / 岩盤の重力変形 / 氷河 / 岩盤重力変形 / 地形変化 / 古環境 / 年代測定 / GIS / 編年 / 地形学 / 地形 / 大規模地すべり / 周氷河 / 宇宙線照射年代
代表分担区分 研究代表者
研究者・共同研究者 松四雄騎・高岡貞夫・原山 智・西井稜子
代表者 苅谷愛彦
連携研究者 佐藤 剛
概要 中部山岳(日本アルプス)の地形・地質の骨格結成には、第四紀に生じた火成活動や隆起の影響が強い。しかし地形の細部についてみた場合、地すべり作用も注視すべきである。従来強調されてきた更新世後期の氷河作用や周氷河作用は確かに存在したが、その痕跡は現在では少ない。地すべり地形や地すべり堆積物は氷河地形や氷河堆積物と類似するが、研究手法を単純化し、最新の編年手法も援用することで両者の識別は可能である。地すべり地はまた、高山湖沼や特異な植生の成立など、山地の生態系にもかかわっている。中部山岳の地形学、第四紀学及び地生態学に付記すべき多くの新知見が本研究で得られた。