コニシ アンナ
KONISHI Anna
小西 杏奈 所属 専修大学 経済学部 職種 准教授 |
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研究期間 | 2021/10~2026/03 |
研究課題 | 付加価値税の世界的伝播に関する研究:歴史研究に基づいた国際比較 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) |
研究機関 | 帝京大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
研究者・共同研究者 | 小西 杏奈,茂住 政一郎,高橋 涼太朗 |
概要 | 研究代表者の小西杏奈と研究分担者の茂住政一郎は、2021年11月に行われた国際学会Social Science History Association(米フィラデルフィア) において、付加価値税の歴史に関する国際比較セッションを企画した。このセッションの中で、小西は欧州経済共同体(EEC)が共通の売上税制として付加価値税制を選択するに至った歴史的経緯に関する報告を、茂住は1970年代ニクソン政権期の付加価値税導入の失敗に関する報告をそれぞれ行い、いくつかの有益なコメントを得ることができた。茂住はこのセッションで報告した内容を論文にまとめ、インパクトファクター付きの国際学術雑誌に投稿した(査読中)。研究分担者の髙橋涼太朗は、1970年代における日本の付加価値税導入の失敗についての研究の準備作業として、先行研究及び一次資料を収集し整理した。 また、5年間の研究期間の初年度にあたる当該年度は、本共同研究が滞りなく遂行されるよう、研究期間中に必要な作業や企画、書籍出版に関する具体的なスケジュールについて調整を行い、次のように確定した。まず、2022年7月、本共同研究の海外研究協力者も参加する国際学会World Economic History Congress(パリ)において、付加価値税の受容と拒否の国際比較をテーマとしたセッションを企画・運営する。翌2023年度には、このセッションでの成果を踏まえ、本共同研究の海外研究協力者を日本に招聘し、付加価値税以外の税も含めた、税の受容に関する国際カンファレンスを開催する。また2023年度には、国内の学会において企画セッションを組む予定である。2024-25年度は、書籍出版に向けた作業を進める期間に充てられる。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21KK0026 |