カクタ イズル
Izuru Kakuta
角田 出 所属 石巻専修大学 理工学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2016/03 |
発表テーマ | 微細氷ナノアイスを用いた魚類の鮮度保持 ―マアジとマイワシ― |
会議名 | 平成28年度日本海水学会若手会学生発表会 |
主催者 | 日本海水学会 |
学会区分 | 全国学会 |
概要 | 概要 微細氷ナノアイスを用いてマアジやマイワシを貯蔵(ナノアイスNI;-2~-3°C,海水氷SI;-3~-5°C中に浸漬,ラップを掛けた状態で冷蔵庫内し静置R;4~5°C)した場合,流通・消費に至るまでの貯蔵時間の経過に伴い鮮度がどのように変わるかを,躯幹部体表背部と腹部および躯幹部輪切り断面の赤筋部分の色調に加え,筋肉部位のK値等を指標として調べた.魚や切り身の外観を良好に保つには,貯蔵時にNIを用いることが最も有効であることが分かった.なお,NIの使用は海水氷によって生じる赤肉の褐変を防ぐために効果があった.また,筋肉のK値については,Rに比べ,NIやSIで値の上昇が抑えられることが分かった.以上の結果は,NIやSIでの貯蔵が腐敗抑制,鮮度保持に有効であること,特にNIの利用が貯蔵中の鮮度保持に適すことを示唆する. 発表要旨集名平成28年度日本海水学会若手会学生発表会要旨集 要旨集発刊年月201603 |