マツザキ トシユキ   Toshiyuki Matsuzaki
  松﨑 俊之
   所属   石巻専修大学  人間学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 身振り・音楽・言語-ニーチェ『ディオニュソス的世界観』第4節をめぐって III
執筆形態 単著
掲載誌名 石巻専修大学研究紀要
巻・号・頁 (14),107-129頁
概要 IIIでは、概念言語、身振り言語、音言語という三種の言語のなかから、とくに音言語を取り上げる。音言語は「リズム法」、「強弱法」、「和声」という三つの契機から構成されるのであるが、まずは、これら三契機をめぐるニーチェの論述を、本稿IとIIにおける議論をもとに、それとの整合性を図りながら順を追って検討し、ついで、これら三契機に関するニーチェの論述のなかからとくに重要と思われるいくつかの論点(「和声は音言語の構成契機となりうるか」、「仮象の藝術としての音楽」、「和声の重視に見られるワーグナーからの影響」等)を析出し、それらについて批判的考察を加える。