カクタ イズル
Izuru Kakuta
角田 出 所属 石巻専修大学 理工学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02/01 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 生物資源の経口投与による魚類筋肉のインスリン抵抗性改善 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本海水学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 74(1),27-35頁 |
総ページ数 | 9 |
著者・共著者 | 高瀬清美・角田 出 |
概要 | 魚類の筋肉はインスリン抵抗性が高く、多くの魚類は糖利用能が低い。そこで本研究では、16種類の生物資源の経口投与が魚類体側部白筋のインスリン抵抗性の改善に有効か否かを調べた。供試魚としてキンギョを、インスリン抵抗性改善の指標として2-デオキシ-D-グルコース(2DG)の取り込み速度を用いた。調査した生物資源の中で、野生植物由来ミネラル、海藻由来ミネラル、紅参、イノシトールの投与は、1~2 mIU/mLのヒトインスリン存在下において、2DGの取り込み速度を対照群の2倍以上に高めた。本結果は、当該物質の投与が、魚筋肉のインスリン抵抗性を大きく改善し、魚類の糖利用率を高めた可能性のあることを示唆する。 |