マツザキ トシユキ   Toshiyuki Matsuzaki
  松﨑 俊之
   所属   石巻専修大学  人間学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 学術書
標題 リヒャルト・クローナー『ドイツ観念論の発展 カントからヘーゲルまで』I
執筆形態 共訳
掲載誌名 理想社
総ページ数 320
概要 Richard Kroner, Von Kant bis Hegel, 2Bde., J.C.Mohr [Paul Siebeck], Tübingen 1977の翻訳(A5判、全320頁)。
本書は、ドイツの新ヘーゲル主義哲学者リヒャルト・クローナー(1884-1974)の古典的大著の全四分冊からなる翻訳の第一分冊にあたる(第三、第四分冊は未完)。クローナーは本書において、カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルらを相手に、思弁という視点から粘り強くかつ大胆に切り込み、カントからヘーゲルにいたる哲学史の流れを思弁の発展として捉える。本書は、ドイツ観念論という精神活動の力強さと偉大さを実感させるという意味でまさに「古典」の名を冠するに値する著作と言える。
本人担当部分:pp.128-176(第一章理性批判、I批判的論理学、(d)理念論、(e)思弁論理学の道、(f)実践哲学への移行、原著第1巻、pp.119-166)、pp. 239-320(III『判断力批判』原著第1巻、pp.224-302)
共訳者:上妻精(監修)、福田俊章、松﨑俊之、宮島光志