カクタ イズル
Izuru Kakuta
角田 出 所属 石巻専修大学 理工学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/04 |
形態種別 | 未選択 |
標題 | 北上川に遡上するシロサケの耳石表面元素組成比の変化 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 日本海水学会誌 |
巻・号・頁 | 54(2),126-132頁 |
総ページ数 | 7 |
著者・共著者 | 飯塚 景記, 菅原 義雄, 土屋 剛, 石井 慶造 |
概要 | 遡河回遊に伴うシロザケ耳石の表面元素組成変化を荷電粒子X線放射化 (PIXE) 法により調べた.結果,耳石のSr/Ca比はシロザケの生息環境履歴を示す指標として有効であるが, 河川遡上直後のように著しい環境変化を被っている時点ではそのまま適用することはできず, 当該変化から履歴を推測する際には, 魚の生理状態を考慮する必要のあることを示唆する. また, 遡河回遊中のサケでは, Zn/Ca比を単独で履歴指標として使用する事は出来ないが, 補助的指標として用いることは有意である. なお, 耳石中のSr/Ca比とZn/Ca比の関係, および, Fe/Ca比は, 様々な生理・生態的要因を反映している可能性があり, その変動機構に関する調査が必要である. |