マツザキ トシユキ
Toshiyuki Matsuzaki
松﨑 俊之 所属 石巻専修大学 人間学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1989/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | カント『美と崇高の感情に関する観察』における美と道徳性の問題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『美学』 |
出版社・発行元 | 美学会 |
巻・号・頁 | 39(4),12-23頁 |
総ページ数 | 12 |
概要 | カントは『美と崇高の感情に関する観察』(1764)において美の感情と崇高の感情という二つの感情に照らして人間を取り巻くさまざまな事象を観察し、その解明に努めるのであるが、なかでもとりわけ重要なテーマとして位置づけられるのが美と道徳性という二つの事象である。そこで本稿では、この美と道徳性を考察の中心に据え、この点に関するカントの考えを明確に示すとともに、両者の説明方式のうちに認められる問題性を摘出し、それを内在的に超克することをとおして批判期における倫理学および美学へと通ずる道が拓かれたことを明らかにする。 |